日課の散歩は私にとって欠かせない。それは我が家愛犬の散歩は不可欠だからである。朝は5時半に起きて30分程度、夜は帰宅後30?40分程度、自宅の周辺を散歩する。犬は30kg程度あり大型犬に分類され力が強くうっかりするとこちらが引っ張られてしまう。普段は大人しいので問題はないが、もともと猟犬の血が混じっている為か後ろから自転車や小型バイクがと売り抜けようとすると襲いかねない勢いで向かっていく、これを抑えるのが一苦労である。一般に小型犬は雨の日や物凄く暑い時など行かない家庭はあるようだが、我が愛犬は台風の豪雨の真っただ中や、豪雪の日でも同じくらいの距離や時間をかけて散歩する。また毎日飯田橋の事務所でも、昼食後に必ず散歩に行くようにしている、飯田橋、事務所周辺ですので神楽坂やその裏路地、理科大周辺。そして月に一度程度歩いて40分くらいのところにある病院にも、これは夏の暑い時や極寒の時はめげそうになるが頑張る。散歩の楽しみは何といっても散歩後のさっぱりとした軽快感がいいのであるし、健康を保つための策と考えてはいるが、同じ毎日の景色でも季節や散歩の時間で同じ景色が全く違った世界に見える時があるそれが面白いのである。
今日は今年一年で散歩していてこんな世界があったのだと思わず撮ったスマホの写真で紹介してみたい。
はじめは近所の藪の中で見つけたカタクリである。カタクリは桜が終わったころに花が咲き始めるが目立たない花ではあるので気を付けないと見逃してしまう。ここでは小さく群生しているので誰かが植えたのかもしれない。木立の中で可憐な花を咲かせるので好きな花の一つである。写真は朝早くの時であるのでまだ咲ききっておらず、花弁がまだまっすぐである。日に当たると花弁はそっくり返る面白い花である。
我が家と病院の途中には中古トラックを販売している店舗がある。ある日病院に向かっていたら昔懐かしきオート三輪トラックが置いてあった。近づいてみると昭和45年の看板が掛けてあった。自分が子供のころは、どこでも見ることが出来たが今では全く見なくなってしまった。3列に並ぶ車輪はでこぼこ道を走るのは大変だろうなと思う。
花といえば何といっても桜であろう飯田橋の近辺は靖国神社、外堀通り、赤城神社、北の丸公園、小さいところでは 数えきれないほどである。その中でも水に映える桜は誠にみごとである。
この秋大津に行く機会があり行ってきた。丁度紅葉の真っ盛り紅色に変わった楓の見事さにはしばらく時間を忘れて見入ってしまったのである。
最後は旧古川邸何ともメルヘンチックで素晴らしい。ここでも時間を忘れて館とバラ庭園を楽しんだ。
日本は南北の距離が約3000kmあるそうだが、今年1年の歩行数を距離に換算するとこの距離程度を歩いたようである。これはスマホのアプリで毎日積算してくれるのでそれを参考にした。この数値がどのレベルであるかわからないが1年間歩けば日本を南北に縦断できることだけはわかった。それにしても伊能忠敬は凄い日本国中を50過ぎから歩き始め20年間で日本地図を作ってしまったのであるから。私ももう少し頑張ろう、健康のためにも世界一周は何年くらいかかるかな。
富永 安里記