Archive for 4月, 2009

桜の絨毯

金曜日, 4月 10th, 2009

猿江恩賜公園にて

切子の科学

火曜日, 4月 7th, 2009

「化学と工業」と言う雑誌に「もっと光を有効利用するために光工学を変えるプラズマモニクス」と題した論文があった。その中に先ごろ紹介した日本伝統の切子のあの美しい色は金属が作り出しているとの記述があったので紹介する。

下図に切子のぐい呑みおよび金のコロイド溶液を示す。
 

 

 

金属は通常キラキラ輝いて見えるが、ガラスの中でコロイド状に分散すると、特定の波長の光を吸収して呈色する。金はワインレッド、銀は黄色、銅は暗い赤色である。また、同じ金でもロッドの長さ(コロイド微粒子の大きさ)が変わると上図のように多彩な色を提供してくれる。

プラズモニクスとは、1990年代に入って世界的に注目されてきた科学技術分野で、プラズモンという光学現象を応用利用するものである。プラズモンとは金属の表面に光が当たると金属表面の自由電子が光の電場の振動でプラズマ振動と言う集団運動を起こすことに由来する現象で、切子やステンドグラスの色もこの現象による。

つまり、あの切子は古くて新しい科学技術の産物なのである。

松尾 仁

sakura

金曜日, 4月 3rd, 2009

これぞ春という絶好のお花見日和の今日、亀戸でも桜が一気に花開きました。

道行く人の表情も何だかうれしそう。

そんな中、まだ満開には至らない桜の木なのに、はらはらと花吹雪が・・・

道にたくさん落ちていたものは、すずめが落とした桜の花でした。

この道に咲く桜の花も、最近ではすっかり春の風物(?)の一つですね。

亀戸界隈のこと4

水曜日, 4月 1st, 2009

『亀戸大根と江戸切子』
3月21日の朝、NHKの「土曜すてき旅」で亀戸の二つの名物が紹介された。亀戸大根と江戸切子である。早速、このブログの著者の一人として、その旅の経路を辿ってみた。まずは、以前紹介した亀戸七福神のうちの大国神と恵比寿神が祭られている香取神社には写真に示す亀戸大根の石碑にお参りした。そこでは、毎年、地元の小学校で「亀戸大根」を栽培してもらい、出来上がった大根を持ち寄り香取神社で「大根収穫祭」を行うと言う。

その大根は、写真のように細くて小さいが辛味があっていい味だと言う。

その亀戸大根を使った料理を食べさせてくれるのが割烹「升本」。3月も最後の日の昼、そこを訪れた。ランチメニューは「亀戸大根あさり鍋めし」が、あさり鍋(江戸前生あさり・亀戸大根・旬野菜・太鼓橋うどん)、麦菜めし、亀戸大根たまり漬け、大根スティック、南蛮漬け、おあがり揚からなる。また、「亀戸大根あさりせいろめし」は、あさりせいろ飯、おあがり揚げ、南蛮漬け、茶碗蒸し、豚角煮、亀戸大根たまり漬け、亀戸大根スティック、亀戸大根汁からなる。他に「天神弁当」があり、刺身、焼物、揚げ物、煮物、茶碗蒸し、御飯、お吸い物、香の物、デザートからなる。

その日は「亀戸大根あさり鍋めし」を食べた。まずは、下の写真右上の麦菜めしのお鉢が登場。それからあさり鍋を中心に全ての料理が一度に出揃った。麦菜めしを茶碗に盛り、その上にあさり鍋の中身をかけて食べる。味噌仕立てで、味噌は以前紹介した「佐野味噌店」のものだとか、さすがにコクのあるいい味である。麦菜めしともよく合っている。付け合せもさっぱりしてなかなかのもの。すっかり気に入ってしまった。これから「亀戸大根あさりせいろめし」「天神弁当」にも挑戦していきたいと思っている。

次いで、江戸切子を製造販売している「彩り硝子工芸」。割烹「升本」の蔵前通りを隔てて丁度真向かいにあり、いつも行く蕎麦屋「玉川屋」の隣で、写真のような幟が迎えてくれた。中に入ると写真のような独特の色と形の器が目を引き、さらにスタンドや風鈴などが所狭しと並んでいた。少々高価なので買うまでには至らず、そこの奥さんと話をして、名刺を貰って早々に退散したが、創作を重ね、日々進歩している姿が心地よかった。

松尾 仁