先日今年のサッカーを締めくくるに相応しいFIFAクラブワールドカップの決勝戦が行われ、メッシを擁するバルセロナが優勝を飾った。日本でこの素晴らしい試合を見られる事の有難さを実感いたしました。
私はスポーツ観戦が好きで特にサッカー、ラクビー、アイスホッケーの球技は私にとっての三大球技であり、実況中継があれば可能な限り観戦しようと待ち構えております。現在の日本ではサッカーは結構なブームとなりテレビ中継はかなり行われておりますが、アイスホッケーは過去には日本チームはBクラスではありましたが、カナダ、ロシア、アメリカとまではありませんでしたが、それなりに世界の競合と張り合ってましたし、有名な選手も数多くおりました、今では日本リーグが休止されてしまい全くと言っていいほどテレビ中継がなくなったのは真に残念であります。こうなるとレベルを上げることは相当に難しくなるでしょうね。ラクビーは今年ワールドカップに出場はしたものの勝利が掴めずまだまだ世界のレベルからは離れていることを痛感させられました。しかし私にとってこのアイスホッケー、ラクビーがサッカー以上に活躍してくれて、観戦できるようになれば私にとってこれほどの喜びはありません。
一方今年はサッカーに関する話題は豊富ですね。男子南アフリカワールドカップ決勝リーグを果たした後、アジアカップで優勝、3月11日の大震災後のチャリティーマッチでは「キングカズ」がゴールを決めたり、アンダー22ではブラジルとの試合は負けはしたものの健闘が光った。そしてなんと言っても女子ではドイツワールドカップでドイツ、アメリカを破り優勝、すばらしい躍進と活躍、目を見張るものがありました。スピード、テクニック男子に劣らない姿を見ると女子サッカーのさらなる活躍が期待されます。男子せよ、女子せよ活躍勝利を見るとよし自分もという気分になり、気持ちが高ぶり、より仕事に励めるような気がいたします。そして年末のクラブワールドカップ、サッカー好きの私にとっては忙しい、嬉しい1年でありました。
私がなぜサッカーが好きになったかといいますと、サッカーとの最初の触合いにあります。私が中学校のときです。私はその時代埼玉県大宮市(現在のさいたま市)に住んでおりました。ある日中学校の学校の先生が突然授業をやめ、クラスの生徒全員を連れて大宮公園にあるサッカー練習場に連れて行ってくれました。当時はサッカー練習場とは言っても観客席があるわけではないし、芝生がきれいに張られているわけではないし、草ぼうぼうの本当に広場といった感じの練習場でした。国立競技場が建設される以前のことですので、サッカー球技場あるいは本格練習場という施設は日本国内ではあまり無かったのではと思います。そこで私が見たものはドイツのクラマーコーチが率いる全日本のメンバーの練習風景でした。先生はきっとその光景を見せて、近く行われる東京オリンピックでの関心を持たせようかと思ったのでしょう。日本代表選手釜本、杉山、宮本、荻、森などがおりました。クラマーコーチが指導し、選手がドリブル、パス、シュート等の練習を繰り返しておりました。その風景は今思い出してもぞくぞくする感じがいたします。今日の中学生活ではそんな勝手なことをすると父兄からクレームがつきそうなことですが、当時はおおらかなものでした。これをきっかけに実業団チームのリーグ戦や海外チームが来日し日本チームとの国際試合は国立競技場に出向いたり観戦しにいくことがありました。さらに数年後の東京オリンピックの興奮と、その後のメキシコオリンピックでの銅メダル獲得で本当にサッカーが好きになってしまいました。ただあまり体力に自信がなかったし、あまり運動神経も並以下でしたので自分でサッカー選手になろうというところまではいきませんでした。
サッカーは素晴らしい、ボールひとつで世界が一つになれる可能性も感じます。来年ももっと素晴らしい試合を見せてほしいものです。