FT?Net食いしん坊部、部長Pです。
学生時代は絵を描くのが本当にへたっぴだったので
美術とかには全く興味を示していなかったものの
東京に出てくるといわゆる一流といわれるものが
頻繁に見る機会があることから
気になる美術展を見に行ったりしています。
美術の知識というのは基本全くなくて
個人的な美術の教科書としては
細野不二彦さんの「ギャラリーフェイク」を読み込み
そのマンガで触れられている作品が美術展であると
機会を見つけては見に行くようにしています。
今回は上野の東京国立博物館 平成館でやっている
「長谷川等伯展」を見に行ってきました。
一番の目的は松林図屏風
淡い墨の濃淡が朝靄中をまぎれているかの
用に感じられる国宝です。
これが一番最後の最後で見られるのですが
最後10分くらい見入ってしまいました。
ギャラリーフェイクで取り上げられていたのは
この松林図屏風なので、長谷川等伯は
雪舟のように水墨画の画家なのかなと認識していたのですが
全くそうではなく
生まれは能登の七尾で
日蓮宗関係の仏画を専門に描いており
その後京都に出て日の出を見るまでしばらくかかるのですが
仏画に限らずさまざまな絵画を描き
豊臣秀吉から幼少のうちになくなった子供のために建立した寺の
金碧障壁絵も描いておりこちらもものすごく立派。
金碧だとついつい狩野派を思い浮かべてしまうが
長谷川等伯もものすごい素敵な絵を描いています。
長谷川等伯展は今月の3連休の最終日まで。
そしてテープの解説はNHKのアナウンサーで
その時歴史が動いたの松平さん。
落ち着いた語り口調は必聴ですよ!