我がブログのこと

以前にも紹介したが、私は自分のブログ「松尾文化研究所」を持っていて、この7月に弊社の創立5周年に先立ち、5周年を迎えた。そして、先週金曜日に作品数は300回を数え、その記念の記述を行った。その内容を以下に掲げる。

「このブログを立ち上げてちょうど5年、作品数は300に達した。週一度のペースで書き続けたことになる。思えば、このブログを立ち上げて4カ月後に今の会社、株式会社Ft-Netを立ち上げ、かなり忙しい日々を送ってきたが、まあ何とか週1度のペースを守ってきたことにささやかな満足感と同時に、内容には大いなる不満を覚える。特に最近は忙しさにかまけて出勤の往き帰りの電車の中で読んでいる小説などの読後感が中心になっていることに矢張り内心忸怩たるものがある。それでも読者の方々から、私の読後感を読んでその本が読みたくなったとの感想を述べられることが多々あり、まあいいかと生来のいい加減さに甘えてしまっている今日この頃である。勿論、仕事が化学であるので、余暇は化学を忘れて文学に勤しむことに大いなる喜びを感じていて、休日や就寝前のひと時、そして往き帰りの電車の中が仕事に勝るとも劣らない充実感を感じるのは文学の御蔭だとも思っている。

 また、音楽は文学に勝るとも劣らないほど好きな世界。このひと月余りの間の土日の2度ほど、韮崎にある別荘に友人を招いてクラシック音楽に浸った。平野啓一郎の「葬送」を読んだ後だったので、ショパンの曲が中心だったが、これまた充実したひと時であった。別荘と言ってもあばら家であり、音楽装置も大したことはないが、高校の友人が置いていってくれたスピーカーがなかなかいい音を奏でてくれることと、周りに家がなく、夜中でも大音響で聴くことができること、そして何よりも気兼ねない友人と過ごせる解放感が音楽の楽しさを満喫させてくれたのだと思っている。

私の信条は自然体。その時その時をあまり深刻に考えずに自然に生きることである。勿論、生きている以上色々なプレッシャーはある。このブログもプレッシャーの一つである。しかし、仕事も含めてそのプレッシャーが楽しく感じられるようになってきたのも今日この頃の偽らざる心境である。まあ、長い人生を送ってきたその証かもしれない。

これからも適度のプレッシャーを楽しみながら、この自然体を貫いていきたい。5年で300回だから10年後には900回になる勘定だ。先のことは分からないから、次は350回を目指し、次は400回、次は450回、次は500回と積み重ねていき、できれば1000回はクリアしたい。内容については仕事の状況によるが、今の状況が続く限り文学が中心になることは間違いない。仏教の楽しみ、散歩道、名曲の楽しみ、そして美術鑑賞の世界などが適度に組み合わさっていくようになるべく努力したいとは思っているが・・・。」

仕事においても、ブログ同様大好きなFT-Netのために自然体で貢献できればと考えている。何時までできるかは天のみぞ知るであろう。