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神楽坂の蕎麦処201105

月曜日, 5月 9th, 2011

昼食を月曜から金曜まで毎日のように神楽坂の店で初めて早9ヶ月余りが過ぎた。日本食、中華、イタリアン、フランス料理などその多彩さは尽きるところを知らず、大きな楽しみの一つである。とは言っても最初のころ毎日異なる店を渡り歩いたのとはと違い、美味しくて手ごろな値段のところには何度も足を運ぶようになり、最近では余りレパートリーは増えてはいないが、それでも数十軒の店には入っている。
そこで、今まで入った店をジャンル別に紹介していきたいと考えている。まずは蕎麦屋を今回取り上げる。今までちょうど10件入った。既に紹介したところもあるが、改めて紹介すると、「やませみ」「酒膳中村屋」「九頭龍蕎麦」「志なの」「丸屋」「練りや文楽」「ゆうゆう」「翁屋」「蕎楽亭」「ゆかり」である。
その中で、ベストスリーを選んでみた。その基準は、蕎麦の腰、蕎麦の香り、そして、蕎麦つゆと店の雰囲気である。
「蕎楽亭」「やませみ」「ゆかり」の三軒。

まずは蕎楽亭。いつも混んでいる。上の写真の左端にちらと見えるのは開店前の行列の先頭。カウンターと数席の四人がけテーブルの店。私は東京や横浜の有名な蕎麦屋はほとんど行っているが、蕎麦は腰、香、つゆともに最高峰の一つと言ってよいと思っている。天ぷら蕎麦は海老などやや小ぶりなのが不満だが、ともかく蕎麦通には堪らない店だと思う。

「やませみ」は既に紹介している。「天セイロを頼む。天ぷらがカラッと揚がっていて、天つゆも美味く、蕎麦も腰があり、風味があってなかなかのものであった。」その後も何度も入ったが、神楽坂本通りに面して、ここもいつも混んでいる。

「ゆかり」は「蕎楽亭」の先にある小さな店。数席のカウンター席と四人がけのテーブルのある腰的な場所二つである。最近改装したとのことで真新しい感じが明るくていい。そして、琴の音がいかにも神楽坂という雰囲気を醸し出している。若くて可愛らしく素人っぽい女性が爽やかだ。マグロのづけ丼と蕎麦の組み合わせ、鶏丼と蕎麦の組み合わせ、そして鶏なんばんの蕎麦ぐらいしかメニューがないが、全てなかなかのものである。特にづけ丼と蕎麦の組み合わせは絶品。蕎麦は小さな笊に少ししかないが、腰といい、香といい、蕎麦つゆの味と言い、パーフェクトに近い。づけ丼もそのそばの少なさをカバーするように量が多めで食後の満腹感が何とも言えない。最近は週に必ず一度はお邪魔している。
次いで、それに続く3店は「志な乃」「九頭龍蕎麦」「酒膳中村屋」である。

「志な乃」は30年前に横浜の馬車道で入ったことがあり、そこの有名な十割蕎麦を食べた記憶が今でも鮮明に覚えている。確かに、腰とつゆは一級品であることは間違いないが、香がやや乏しい感があった。

「九頭龍蕎麦」は既に紹介している。「各種蕎麦とドンブリがついたランチがあり、笊蕎麦とソースかつ丼を食べた(890円)。蕎麦は腰があり、汁もなかなかのものであり、福井名物ソースかつ丼がボリュームと濃い目の味が食欲をそそった。」ここもその後、何回か行ったが、客の応対もよく、常に満足感があった。

「そば切り酒膳」は、以前にも書いている。「笊の大盛りを頼むが、混んでいるのと一つ一つの時間が掛かるのとで30分ほど待たされた。しかし、蕎麦は抜群に美味かった。腰があり、風味もいい。」その後も入ったが、味はいいのだが、出てくるタイミングがずれている感があった。その点を改良すればと残念に思う。
そして、他の4件はベストシックスとはかなり異なり、余程のことがなければベストシックスを差し置いて入らない店である。「丸屋」は、味はまあまあだが、応対が悪い。「翁屋」は腰が柔らか過ぎ、香がない。「練り屋文楽」は最初に行った店で、腰が硬過ぎて二度と行かなかった。最近もう一度確かめに行ったが、やはり同じ印象であった。そして、「ゆうゆう」は何となく雑然とした店の雰囲気が蕎麦をゆっくり味わう雰囲気を壊していた。