撥水・撥油コーティング剤 基本構造
フルオロアクリレート重合体
- 撥水・撥油性能はn=8~10が最も高いがPFOA問題あり
- n=6では性能が多少低下するがPFOA問題はクリア
フルオロアクリレート共重合体
炭化水素系機能性モノマーの導入 → 密着性、溶解性、柔軟性
特徴(表面張力)
樹脂 | 表面張力(mN/m) |
フッ素系撥水撥油剤 | 12 ー 15 |
PTFE | 18.5 |
ポリエチレン | 31 |
シリコーン | 24 |
塩化ビニール | 39 |
アクリル | 41 |
シリコーンは撥水性のみ。シリコーンは低分子化合物、 塩ビは可塑剤がコーティング膜から染み出してきて周辺を汚す欠点がある。
加工方法
刷毛 | 浸漬 | スプレー | ディスペンサー | スピン | フロー | |
膜厚 | 薄ー厚 | 薄ー厚 | 薄ー厚 | 厚 | 薄 | 薄ー厚 |
均一性 | × | △ | ◯ | △ | ◎ | ◯ |
面積 | 小ー中 | 小ー大 | 中ー大 | 小ー中 | 中ー大 | 小ー大 |
生産性 | 少量 | 少ー大量 | 少ー大量 | 少ー大量 | 少ー中量 | 少ー大量 |
設備 | 簡易 | 簡易ー専用 | 簡易ー専用 | 簡易ー専用 | 専用 | 簡易ー専用 |