この夏思うこと

今は暑い厚い夏の真っ盛り、近年の夏は本当に暑いの一言しか出てこない。子供のころはこんなに暑いとは感じなかったような気がする。人間がひ弱になったのか、気候が温暖化に進んだのかどちらだろうか。今年の夏に少し感じたことを書いてみたい。

今年もやってきた終戦記念

8月15日は67回目の終戦記念日に近くの靖国神社を参拝した。夕方3時過ぎであったが猛烈に暑く、境内の日陰を歩いても涼しさは全く感じられなかった。途中軍服サーベル姿のお爺さんが歌を歌っていたり、若いお母さんが小さな子供を連れて参拝に来ていたり、若者の団体が来ていたり、相当年を召された老婆がきちんと背筋を伸ばして歩いていたり、様々な人たちが訪れていた。戦後67年経過したが日本人の心の中にはまだ忌まわしい戦争を忘れないぞという気持ちが伝わるようでした。
帰りに駅の売店で「文藝春秋」を買って読み始めた。今月号で一番読みたかったのは毎年掲載されるが「戦争体験記」である。これらの記事を読むとなんとも痛ましい、涙なしでは読めない記事もある。でもこのように文書で残しておくことが後世に間違いを繰り返さないためにも必要を感じる。これらの体験記を読んでふと私の父が書き残した軍隊時代の体験記の存在を思い出したので再度読み返してみた。その本は「昭和の戦争  ジャーナリストの証言」という昭和60年に発行された本である。父は昭和15年?21年5月まで日本軍の報道班員として、仏領インドシナ(ベトナム)に出兵し、その間フランス軍との情報戦争を書いたもので、これは私が既に若い頃に読んではいたが、改めて読み返してみると改めて当時の状況がわかった、中には全く知らなかったことが、しかも父が生前全く話してくれなかったことも書かれており改めて戦争のことを深く考えさせられました。しかしなぜ父はこの体験を話してくれなかったのだろうか。その答えは先の文藝春秋に見られた多くの言葉であるが、あまりにも強烈な体験、悲惨な体験などで思い出したくない、語りたくない体験であったかもしれない。でもここで語らねば後世に残せないということなのであろうか。
最後に文藝春秋の中の野坂昭如氏が投稿した、二重写しの「焼け跡」の結びの言葉が私に強烈に印象づけた。その言葉とは「 今、かつて戦争を特別な天災のように受け止めた時と同じ。震災と原発事故を仕方のなかったこととひっくるめて片付け、先に進もうとしていないが。このまま進めば、滅びるより他はない。」

夏の暑さ以上に熱かったオリンピック

今年の夏はやはりなんと言ってもオリンピックで盛り上がった。人間が極限まで努力して競技に勝っていく姿はやはり感動する。今回のオリンピックでは女子の躍進が素晴らしいものがある。今回は全ての国と地域から女子選手の参加があったそうだ、そのこと自体もすばらしいことであるが日本の女子選手の活躍もよかった。重量挙げ、サッカー、バトミントン、アーチェリー、レスリング、水泳、卓球、男子だってボクシング、フェンシング、陸上、ボクシング、体操、競技の中継を見て感激した。結果として史上最高のメダル数であったそうだが、喜ばしいことである。この栄光ある姿を見て子供や若人が自分も是非という気持ちを持ってくれればいいなと思う。
あと感心したのは競技を終わった選手達のインタビューである。仲間を称え、絆があったこと、決して自分の力だけではなく、その仲間全ての力の結集であることを強調し、応援してくれた人々に感謝していたことだ。さらに感じたことは観客のマナーがよかった印象がある、さすが紳士の国だからとも思った。次回は4
年後であるが早くまた見たいし、2020年には東京での開催も是非とも感じた。40年前の東京オリンピックを知る人間としてはもう一度近くでオリンピックを見たいものである。

暑さも忘れる孫の誕生

待望の初孫が長男の家で誕生した。やはり家族が増えるということは素晴らしいことである。このことを事細かに書いてもしようがないので書きません。これで当分孫と過ごす時間も増えそうだな。